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子どものくちゃくちゃ食べの原因と対策

近年、子どもが食事中に「くちゃくちゃと音を立てて気になる」「注意してもなかなか治らない」とお悩みの親御さんが増えています。そのようなお子さまには、「口がぽかんと開いている」という特徴が多くみられます。その原因として、口や歯の成長の遅れ(口腔機能発達不全症)が考えられる場合もあります。今回はよりわかりやすく、くちゃくちゃ食べの原因と対策についてお話します。

 

くちゃくちゃ食べの原因と対処方法

くちゃくちゃ食べの考えられる原因と対策を3つご紹介します。

考えられる原因①

・食事の時、一口の量が少なすぎる
・口唇による捕食の習得が出来ていない

対策

・その子どもの口に合った、一口の量を学ぶ
・スプーンを使って食べ物を拭い取る練習をする

ポイント

スプーンを使うのが早いと口唇での捕食ではなく、お口の中に直接食べ物を放り込むような食べ方を学んでしまう可能性があるので注意してください。焦らず、その子どもの成長に合わせて実施してみてください。

咀嚼訓練については年齢に合わせた方法を、過去のブログ記事でも記載しております。ぜひ、ご参考にしてみてください。

家庭で出来る咀嚼訓練 -生後9~11ヶ月頃編-はこちら>>
家庭で出来る咀嚼訓練-3歳〜学童期前後編-はこちら>>

 

考えられる原因②

口唇を閉じる力が不足している

対策

口を使った遊びを取り入れる
(笛、シャボン玉、風船膨らまし、にらめっこ、ラッパなど)

ポイント

日常の動作でも訓練出来る場面があります。
(麺をすする、うがい、音読など)

考えられる原因③

口呼吸になっている

対策

・鼻が原因の場合もあるため、鼻疾患の有無を確認する
・習慣的に口呼吸をしていないか確認する(お口ぽかん)

ポイント

「お口ぽかん」の場合は、「考えられる原因②」の対処方法を実施してみてください。

子どもの「お口ぽかん」の対策として、顔まわりのストレッチやマッサージ方法を、過去ブログ記事で紹介しておりますので、ご参照ください。
顔ヨガ顔のストレッチの方法はこちら>>
頭、顔のマッサージの方法はこちら>>

 

子どものくちゃくちゃ食べの原因の一つ、「お口ぽかん」は口腔内に悪影響を及ぼす可能性もあります。気になる方は、無理のない程度に、お子さまと楽しみながら取り組めそうな対処方法を選んで試してみてください。また、診察時にご相談も受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

口呼吸が及ぼす悪影響についてはこちら>>