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脳性麻痺や四肢麻痺のお子さまの「食べる・飲み込む」と歯科の関係とは?

脳性麻痺や四肢麻痺のあるお子さまについて、このようなお悩みはありませんか?

「食事に時間がかかる」
「食べ物を口の中にためてしまう」
「食事中によくむせる」
「飲み込んだはずなのに、口の中に食べ物が残っている」

食べることや飲み込むことは、毎日の生活に欠かせない動作です。
実は、食事のときに使う舌や唇、頬などの動きは、お口の健康とも深く関係しています。

脳性麻痺や四肢麻痺のあるお子さまは、身体の動かし方や筋肉の緊張などによって、以下のような動作に難しさが生じることがあります。

・食べ物を噛む
・口の中でまとめる
・飲み込む

今回は、脳性麻痺や四肢麻痺のあるお子さまの「食べる・飲み込む」機能と歯科の関係について解説します。

食べる・飲み込む機能と歯科はどう関係している?

食事をするとき、私たちはさまざまな口の機能を使っています。

  • 唇: 食べ物を口の中に取り込み、こぼれないようにする
  • 歯: 食べ物を噛み砕く
  • 舌: 食べ物を動かし、唾液と混ぜて飲み込みやすくまとめる
  • 頬: 食べ物が頬と歯の間にたまらないようにする
  • 唾液: 食べ物を湿らせ、飲み込みやすくする

これらの機能が協調して働くことで、食べ物を口の中で処理し、飲み込むことができます。
脳性麻痺や四肢麻痺のあるお子さまは、筋肉の緊張や動きの調整の難しさなどから、このような動作がスムーズにできない場合があります。

その結果、食べ物が口の中に残りやすくなったり、噛むことや飲み込むことに時間がかかったりすることがあります。
また、食べ物が歯や歯ぐきの周囲に残ると、むし歯や歯肉炎のリスクにもつながります。
そのため、歯の状態だけでなく、食事のときのお口の動きにも目を向けることが大切です。

脳性麻痺・四肢麻痺と歯肉炎の関係についてはこちら>>

このような様子はありませんか?

1.食べ物を口の中にためてしまう

2.食事中によくむせる

3.よだれが多い、唾液を飲み込みにくい

4.歯みがきが難しい、口を開けていることが難しい

食べる・飲み込むことに心配があるとき、歯科では何ができる?

歯科では、むし歯や歯肉炎の治療・予防に加えて、一人ひとりのお口の状態に合わせた口腔ケアについて相談できます。

1.お口の中を確認する

2.一人ひとりに合った歯みがき方法を考える

3.必要に応じて、専門的な評価や支援につなげる

ご家庭でできること

毎日の食事や歯みがきの中で、お子さまのお口の様子を観察してみましょう。

・食事中、口の中に食べ物が残っていないか確認する
・食後は、歯や頬の内側などに食べ物が残っていないか確認する
・お子さまの状態に合った方法で、毎日の歯みがきを続ける
・食事中のむせや咳、食事にかかる時間など、気になる変化を記録する
・定期的に歯科を受診し、お口の状態やケア方法を相談する

 

食事中にむせることが多い、飲み込みにくそうにしているなどの症状がある場合には、歯科だけで判断せず、主治医や摂食嚥下の専門職にも相談しましょう。

すべてを一度に改善しようとする必要はありません。お子さまの状態に合わせて、できることから少しずつ取り組むことが大切です。

「食べること」と「お口の健康」を一緒に考えましょう

脳性麻痺や四肢麻痺のあるお子さまにとって、食べる・飲み込む機能と、お口の健康は密接に関係しています。
食事に時間がかかる、食べ物が口の中に残りやすい、歯みがきが難しいといった様子には、お子さまそれぞれの身体の動きや口腔機能が関係していることがあります。

エンゼルデンタルクリニックでは、脳性麻痺や四肢麻痺のあるお子さまを対象とした訪問歯科診療を行っています。

お子さまの「食べる・飲み込む」のお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
お子さま一人ひとりの状態に合わせて、お口の健康を守る方法を一緒に考えていきましょう。

“監修歯科医師
監修歯科医師 山路 歩
エンゼルデンタルクリニック 院長
歯学博士 / 日本審美歯科学会 / 日本小児歯科学会 / 日本口腔外科学会 / 日本保存修復学会 / 日本障害者歯科学会 / 日本アンチエイジング歯科学会認定医 / ホワイトニングエキスパート / サプリメントアドバイザー取得