歯周病の口臭対策と予防方法 -セルフケアとプロケア-
前回のブログでは歯周病による口臭の原因とセルフチェック方法についてお話いたしました。今回は、歯周病による口臭に悩まないための予防・対策方法をお話いたします。
ブログ、「歯周病による口臭の原因とセルフチェック方法」はこちら>>
歯周病による口臭対策
歯周病による口臭対策として、日常生活の中で毎日ご自身で実施できるセルフケアと、セルフケアでは不十分な部分を補う歯科医院でのプロケアが必要です。
セルフケア
以下を参考に、できることから始めてみてください。
1)毎食後、歯みがきをする
正しい歯みがきによって、歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。毎食後実施するのが理想ですが、最低でも1日2回は歯みがきをするように心がけましょう。
2)デンタルフロスや歯間ブラシを活用
歯ブラシだけでは落としきれない歯と歯の間の汚れを落とすために、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
3)舌苔の除去
舌の表面に付着する白い汚れを舌苔といいます。舌苔は口臭の原因となります。舌ブラシを使って優しく落としましょう。
プロケア
1)定期歯科検診で歯のクリーニングを行う
セルフケアでは落としきれない汚れを取り除きます。数ヶ月に1回、定期歯科検診を受けることにより、歯周病の予防だけでなく早期発見により進行を抑えることもできます。
2)歯石除去(スケーリング)
歯石を専用の器具を使って削り取ります。
歯石とは日常のケアで落としきれなかった歯垢(プラーク)が唾液により石灰化し硬い汚れの塊となったものです。歯周病や口臭の原因になります。
3)ブラッシング指導
正しく歯を磨き適切なセルフケアができるように、ブラッシング指導を行います。
まずは口臭の原因を知ることが大切です
口臭の原因は歯周病だけではありません。日常のセルフケアだけで充分対策できる口臭もあります。そのため、まずは口臭の原因を特定し、適切なケアをすることが大切になります。
当院では患者さん一人ひとりに適した治療方法をご提案しています。
口臭でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。