歯周病による口臭の原因とセルフチェック方法
前回のブログ記事では、口臭の種類についてお話をしました。今回は口臭のなかでも気をつけたい、歯周病による口臭の原因とセルフチェック方法についてお話します。
ブログ「口臭の5つの種類と歯周病との関係性」はこちらから>>
歯周病による口臭の原因
歯周病の症状が進行すると、歯と歯茎の間に溝が形成されます。この溝を「歯周ポケット」といいます。歯周ポケットに細菌や食べかすが溜まり、それを分解する過程で、メチルメルカプタンという悪臭の元となるガスが発生します。歯周病の重症化とともに、このガズの発生も増加していきます。
歯周病による口臭のセルフチェック方法
歯周病は初期段階では、自覚しにくく、進行するにつれて自分でも気づくような症状が現れ始めます。次のような症状がある場合は、歯周病の可能性があります。
▼セルフチェック項目
□朝起きたときに、口のなかがネバネバする
□歯を磨くと、歯茎から出血することがある
□硬い食べ物が噛みにくい
□口臭が気になる、または周りからいわれたことがある
□歯茎が腫れることがある
□歯茎が下がって、歯が長くなってきたと感じる
□歯と歯の間にすきまができ、食べ物が挟まりやすい
□歯がグラつく
□歯茎の色が赤黒い
□冷たいものを食べると歯がしみる
歯周病の発生リスクが高い方の特徴
以下の方は、歯周病が発生するリスクが高い傾向です。
・妊娠中の方
・歯みがきを忘れる、または適切な歯みがきができていない方
・タバコを吸う方
・中年期以降のご年齢の方
・ストレスを感じることが多い方
歯周病は早期発見・治療が大切です
歯周病による口臭は、進行とともに悪化していきます。早い段階で適切なケアを行うことで、口臭の改善だけでなく、歯周病自体の進行も防ぐことができます。しかし、歯周病の初期症状は自分で自覚しにくい傾向もあります。そのため、むし歯のときだけでなく、定期的に歯科検診を受けることがとても大切です。
当院は女性院長のため、口臭のお悩みなどデリケートなお話も相談しやすい環境です。口臭以外にも女性や思春期のお子さまならではのお悩みも遠慮なくご相談ください。