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子どもの歯の生え方とケア方法 -乳歯編-

子どもの乳歯は、将来の歯並びや、かむ力(咀嚼機能)の発達にとても大切な役割を持っています。正しいケアをすることで、健康な永久歯の基盤を作ることができます。今回は、乳歯の役割や生える順番、適切なケア方法についてご紹介いたします。

家庭で出来る咀嚼訓練 -生後9~11ヶ月頃編-についてはこちら>>

 

乳歯の役割について

乳歯は全部で20本あります。個人差はありますが、生後6ヶ月頃から生え始め、3歳頃までに生え揃います。乳歯の時期は一生のうち、約10年程度です。

乳歯には、以下のような大切な役割があります

□ よく咀嚼することにより、十分な顎の発達を促し、綺麗な歯並びを促す
□ 綺麗な歯並びは、正しい発音の発達を促す
□ 乳歯を健康に維持することで、乳歯の下で、健康な永久歯が育つ

 

乳歯の生える順番とそれぞれのケア方法

乳歯は、一般的に以下の順番で生えます。
乳歯の生える順番とそれぞれのケア方法についてご紹介します。

1)6〜10か月頃:下の前歯2本、上の前歯2本が生えてくる

<ケア方法>

・ガーゼ磨きをします
※湿らせた柔らかいガーゼで歯の表面を優しく拭きます

2)1歳頃:さらに上下2本の前歯が生えてくる

<ケア方法>

・ガーゼ磨きを続けつつ、ご機嫌な時に少しずつ乳児用歯ブラシに慣れさせていきます

3)1歳半頃|奥歯が4本生えてくる(上下の両端に各1本)

<ケア方法>

・乳児用歯ブラシを使い、歯ブラシで磨く習慣をつけていきます

4)2歳〜3歳頃|犬歯、一番奥の奥歯が生えてくる

<ケア方法>

・歯ブラシは子ども用、仕上げ用に分けて使いましょう
・ぶくぶくうがいができるようになったら、歯みがき粉も使えます
※大人が一緒に歯みがきをすることで、自分で歯みがきをする意欲も上がります

乳歯の時期から適切なケアを行うことで、子どもの健康な歯を守ることができます。無理はせず、優しく声がけをしながら、お子さんと一緒に楽しく歯みがき習慣を作っていきましょう。

 

当院は乳児の歯のお悩みにも対応しています

「ちゃんと磨けているかな」「むし歯になっていないかな」など、子どもの歯のケアは不安なこともあると思います。当院では、乳児期の子どもの歯のお悩みにも対応しています。まずはお気軽に、ご相談ください。

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