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子どものADHD・ASD・アスペルガー症候群(発達障がい)と口腔事情

急増する子どものADHD・ASD・アスペルガー症候群(発達障がい)

発達障がいとは、発達の過程で気づかれる、認知や行動の障がいの総称をいいます。近年、世界的に子どもの発達障がいが急増しています。日本でも例外ではありません。

少子化の進む日本では、学校の児童数は減少をしています。にもかかわらず、発達障がいの子どもは増えていることにより、特別支援学校や特別支援学級に在籍する児童の数は増加しています。

発達障がいのタイプはさまざまです。注意欠陥多動性障がい(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD、アスペルガー症候群)、言語障がい、情緒障がいなどを抱えながら、通常学級で一緒に授業を受け、学ぶ子どもも増えています。

 

注意欠陥多動性障がい(ADHD)|発達障がい

発達障がいの中でも、近年注目されているのが注意欠如・多動症(ADHD)です。

注意欠陥多動性障がい(ADHD)の特性

ADHDは、「不注意」「多動性」「衝動性」という3つの主な特性があります。

注意欠陥多動性障がい(ADHD)を持つ方の併存する疾患

また、ADHDは単独での発症よりも、他の疾患と併存する割合の方が多い傾向です。

併存しやすい疾患

・てんかん

・チック症

・強迫症など

ADHDによる二次的な合併症によって、不安症やうつ病などを発症することもあります。

 

発達障がいと歯科の関係

発達障がいの程度によって、歯磨きなどの口腔内の掃除が不十分になる子どももいます。うまく口腔内の掃除が出来ないと、むし歯や歯の周りの病気にかかりやすくなります。また、口腔機能の発達も遅れがでることも多いです。そのため、発達障がいをもつ子どもは、より適切な歯の指導や、歯医者などでの介入が必要になります。お子さまの口腔内の状態について不安を抱えている場合は、早めに歯科に受診し相談してください。

 

当院では、大学病院の口腔外科での幅広い経験をもつ女医が在籍しております。一般歯科に留まらず、皆さまのお悩みに対応しています。

当院長についてはこちら>>

 

また、お子さまの口腔機能の発達の遅れが気になったときや、日常から家庭で出来る咀嚼訓練等も過去ブログで紹介しております。よろしければご覧ください。

 

家庭で出来る咀嚼訓練

「生後9~11ヶ月頃編」はこちら>>

「3歳~学童期前後編」はこちら>>

 

次回のブログでは、ADHDを持つ子どもの特性について詳しくお話しいたします。