子どもと楽しく!ぶくぶく・ガラガラうがいのコツ
子どもにとって「うがい」は、口腔や呼吸器の健康を守る大切なステップです。
特に「ぶくぶくうがい」と「ガラガラうがい」は、成長に合わせて段階的に習得することで、感染症予防や発育促進にもつながります。
ただし、幼い子どもにとっては簡単なことではありません。ここでは、うがいの目的や練習方法をわかりやすくご紹介します。
ぶくぶくうがいは口腔ケアの第一歩
子どもが健康に育つために、毎日の口腔ケアは欠かせません。
「ぶくぶくうがい」は、口の中の汚れや細菌を浮かせて洗い流すための基本的な習慣です。
特に寝起きや食後に行うことで、虫歯や歯肉炎の予防に効果的です。
さらに、口の中の筋肉や唾液の分泌が促されることで、発音や咀嚼の発達にも良い影響を与えます。
ぶくぶくうがいの練習方法
- 1.口に水を含む
最初は少量の水を口に含み、口の中でゆっくり動かすことから始めます。 - 2.頬を膨らませてブクブク
頬を膨らませながらブクブクと音を立てます。息を少しずつ吐き出すようにすると、よりやりやすくなります。 - 3.前後左右に動かす
慣れてきたら、水を口の前後左右に動かしながらブクブクします。目安は10秒ほどです。毎日少しずつ練習することで、無理なくできるようになります。
ガラガラうがいで喉の奥もすっきり
「ガラガラうがい」は、口の中だけでなく喉の奥まで水を行き渡らせる方法です。
そのため、風邪やインフルエンザなどの感染症予防にも効果が期待できます。
ぶくぶくうがいに慣れた後に練習するとスムーズです。
ガラガラうがいの練習方法
- 1.水を口に含む
少量の水を口に含みます。 - 2.喉の奥で振動させる
喉の奥で「ガラガラ」と音を立てながら、水を振動させます。最初はあまり深くなくても問題ありません。 - 3.少しずつ時間を延ばす
慣れてきたら5〜10秒ほどガラガラと振動させます。毎日少しずつ続けることで、口の中も喉の奥も清潔に保つことができます。
最近は自治体の3歳児検診でも「うがいはできていますか?」と確認されることがあります。
習慣化のコツは、遊び感覚で楽しく練習することです。コップの使用に慣れたら、毎日少しずつ取り組むことで、無理なく子どものお口の健康を守っていきましょう。
当院では、子どもの診療に力を入れています。
小児科も併設していますので、まずはご相談ください。
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